今このネット社会で救世主になるかもしれないものを発見した。それは「鉄棒。」

健康・美容

最近、ブログを書くようになって良いものに出会えることが増えています。というより今まで出会ってはいたもののその価値に気づけていなかったことに気づくことが増えたと言った方が近いかもしれません。

私は毎朝近所の公園や神社を散歩しています。7月の連日の猛暑にもかかわらず朝の早い時間は涼しくて、歩いているととても気持ちがいいです。公園のベンチに座ってぼーっとしていると幸せを感じます。(朝の散歩は科学的にも医学的にも良いと言われていますね。セロトニンがでるとかでないとか。知らんけど。私はただ気持ちいいから歩くだけ。)
そんな時に私の視界に入って来たのがこれです。

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「鉄棒」です。

「あ、ぶら下がりたい。」

そう思ったのは私ではありません。私の体です。体がぶら下がることを求めているのがわかります。
パソコンの前で作業したり、スマホを見たりする時間が多いとどうしても肩こりや背中の痛み、ひどくなると頭痛やめまい吐き気に発展してしまいます。心当たりがある人は多いのではないでしょうか?

筋肉は遊びたがっている

私がこのことに気づいたのは、以前資格試験の勉強を部屋で缶詰め状態で無理やり頑張り続けたことがあったからです。詳細は省きますが私は無理を続けた挙句、体も心もぶっ壊れてしまって4か月間入院しました。今ではだいぶ良くなりましたけどね。長い間、本当に地獄でしたよ。

その時に気づいていたんですよね。自分の体が悲鳴を上げていることを。その声に耳を傾けず無視して自分の決めた目標のために頑張り続けました。

その時に自分の体や心の声にはしっかり耳を傾けないといけないことを痛感しました。
体は遊びたがっているし、休みたがっているし、喜びたがっている。
体を喜ばせることは本当に大切だと思います。
ちょっと伸びをしてあげるだけでも体が喜ぶ感覚がわかりますよね。

実際にぶら下がってみると、首のあたりがコキコキコキと鳴ります。そして肩から腕のあたりの筋肉がメキメキメキと剝がされていく感覚があります。

「あ~~~、う~~~、気持ちいい~~~~~」

めっちゃ気持ちいいです。それだけ体が欲していたことがわかります。ぶら下がることを。そして体が喜ぶ声が聞こえてきます。

ぶら下がった後はすごくスッキリしますよ。

今の時代、長時間のデスクワークだったり、SNSに熱中したり体より頭を使う時間が一昔前よりも増えてきています。知らず知らずのうちに体を酷使しているかもしれません。最近の心を病む人の増加の一因はそういうところにあったりすることは大いに考えられます。

最近、体を喜ばせていますか? ちゃんと休んでいますか?

しかしこれも時代の潮流と言いますか、由々しきことに町の中から危ないと言う理由で鉄棒がどんどん姿を消して行っています。

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これは近所の別の公園ですが、以前あった鉄棒が撤去されて今ベンチが置かれています。まあ吊り輪はあるのですが。

そこで思い出したのがあれです。
私のようなおっさんやおば・・・いやミドル世代以上の方にとっては懐かしさで目が潤むんじゃないでしょうか。

「ぶらさがり健康器」

昭和の時代に爆発的に流行りましたね!
なつかしい・・・
ヒゲを生やしたオジサンが青いジャージを来てぶら下がっています。
これは一体どういう表情なんでしょうか。
その手、もう落ちかけてるんじゃないでしょうか。指で握ってますし。

こんなものもありましたね。「スタイリー」
なつかしい・・・
あの時代、こういう色合いのピチっとしたやつ着てる人多かった気がします。

鉄棒に変わる救世主、「ぶら下がり健康器」。
時代が求めているぶら下がり。
今も手に入るのでしょうか?調べて見ました。

普通にありました。


嬉しそうにぶら下がってます。


ぶら下がり健康器で腹筋を鍛えようとしています。ちょっと欲張り過ぎじゃないでしょうか。。。


こっちはおっちゃんが結構本格的に筋トレをしています。

今も普通に売られているんですねぇ。「ぶら下がり健康器」
ぶら下がり健康器についていろいろ情報を見ていたらこういうの見つけました。

物干しになってますね・・・
でもそれはそれでいいんじゃないでしょうか。立派な物干にもなる「ぶらさがり健康器」。
だけど、物干しにしてしまうのはもったいないと思います。救世主ですから。
だけど、そうなってしまう人の特徴がなんとなくわかる気がします。
つまり運動を継続できない人の特徴。

私はわりと継続ができる方でもう2年くらい週3回くらいのペースでジムに通っています。
私が入会した当初からいる常連さんもちらほらいますが、ほとんどの人が数回顔を見ただけでいなくなっていきます。

それもそのはず、ジムを1年継続できる人の割合は5%に満たないんです!

続けるだけですごい!筋トレの1年継続率は4%!?0.3%(LOKOZY FITNESSホームページ)

上記のサイトによると、スポーツジムに入会した人で1年継続する人は4%、ジムに通わず自宅で筋トレを継続する人は0.3%であるとのことです。この数字はいろんな他のサイトでもよく出てきますし、実際2年近くジム通いをしている自分の目から見てもそのくらいだと思うので、実態に近いと思います。

2年近くジムに通っていろんな人を見ていると、この人はたぶん続かないだろうなとか逆に続きそうだとかすぐにわかります。

それは一言で言うと
体を喜ばせているかどうかです。

職場の人で、最近ジム通いを始めて続けられないと相談を受けたことがあります。
その人はダイエットと健康のためにジム通いを始め最初の三か月は楽しそうにしていましたし、実際顔つきもどんどんよくなっていました。
自分でいろいろ調べてプロテインを飲んだり、鶏肉を食べたり、週に何回以上通って、有酸素運動と無酸素運動をああしてこうしてといろいろ頑張っていました。

しかし三か月を過ぎたあたりから気になる発言が増えてきました。
「私はトレーニングをサボらないように、職場に着替えを持ってこようと思う。一回家に戻ると気力がどうしても湧かないんです・・・」

私はこの人はたぶん続かないだろうなと思いました。
案の定、その人はジム通いを続けるためにどうすればいいかと悩み始めました。ジム通いを始める前より暗い表情で。
私は、行きたくないなら行かなければいいとアドバイスしましたが。サボることに罪悪感を感じてしまうようでした。

続かない人の特徴は一言で言うと
無理をする人

たぶんぶら下がり健康器を物干にしてしまう人は、頑張ったんじゃないのかなって思います。
30秒、いや1分以上はぶら下がっていよう。
腹筋できるようになろう。
懸垂もできるようになろう。
一キロ落とすぞ。あぁでもポテチ食ってもた。
とか

最初のうちはそれで結構テンションが上がるのですが、自分に課したハードルがどんどんあがっていってしんどくなって面倒くさくなって使わなくなって、それだとあれだからと物干になる。
このような絵が想像できます。

よく筋トレ一つとってもいろんな情報が溢れていて、何分以上、何キロ以上のペースで歩かないと効果がないとか、その腕立てはやばいとか、週に三回以上やらないとだめとか、プロテインとかセロトニンとかなんとかホルモンとかいろいろ言ってますが、それって誰の基準なんでしょう?それって本当に今体が求めていることなんでしょうか?

なんにも考えないでただ気持ちが良いからだけで私はいいと思うんですよね。
「はぁ~~~、気持ち~~~」
「う~~~、気持ち~~~」
「あぁあぁ~、最高だ~~~」

そう思えるだけでとてつもない価値があると思うんです。
それが3分じゃなくてたったの5秒だけでも。その5秒の気持ち良さにとてつもない尊さがあると思うんです。
頭で考えてそれ以上に求めてしまうと欲が出て来て辛くなる。
私はこの気持ち良いという感覚だけを求めてジムに通っていたらなんのストレスもなく一年間で10㎏痩せていました。もともとダイエット目的ではなく、腰痛と疲労改善のために入会したんですけどね。勝手に行きたくなります。サボるという感覚はまったくありませんね。
行きたくない時は、体がそれを求めていないのだと思っています。

最近疲れていませんか?

夜遅くまで勉強や仕事頑張りすぎていませんか?

特に楽しいと思わないのにだらだらSNSに縛られていませんか?

しっかり休めていますか?

無理をしていませんか?

今頑張っていることからちょっと離れて、ひとぶらさがりしてみませんか?

「あぁぁぁぁ~~~、めっちゃ気持ちええわ~~~」

力を入れるのではなく、逆に思いっきり力を抜いてそんな感覚に浸ってみませんか?

鉄棒(もしくわ、ぶら下がり健康器)が思わぬ救世主になるかもしれませんよ。

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