ネットの評価を見ていて、あれはまったくあてにならないなと感じることはありませんか?
私はしょっちゅうあります。
ネットの評価が星2.5とかで最低の評価なのに自分が見たらめちゃくちゃ面白かった。なんだこれ、どこがおもしろいのと思った映画の評価がすごくよかったり。とにかくあてになりません。
ここでは純粋に自分が見て感動した映画をご紹介していきたいと思います。
素晴らしい映画を見終わった時、とても大きな充実感に包まれます。
素晴らしい映画と出会った時に人生が少し変わるかもしれない。
あなたに素敵な出会いがありますように。
きっとうまくいく
2009年公開インド映画 監督ラージクマールヒラーニ 出演アーミルカーン、カリーナカプール
国籍や文化は違っても感動するところは同じ、親子の関係もだいたい同じ
世界最大の映画大国と言われるインドですが、私はこの映画をみるまでインド映画をまともに見たことはありませんでした。インド映画といったら大勢の派手な衣装をきた人たちがカメラに向かって陽気に踊り狂うイメージが強すぎてどうしても手が伸びませんでした。
この「きっとうまくいく」も定番の陽気なダンスは炸裂していました。それでも見終わった時の感想は「おもしろっ!」でした。インド映画を甘く見ていたことを私はこの映画で反省しました。
「きっとうまくいく」私はこの言葉は真理をついているなと思っておりまして、たまたまレンタルショップでこの「きっとうまくいく」を見つけて手を伸ばしました。
物語は「きっとうまく」をモットーとする陽気な天才大学生とおバカな親友たちが繰り広げる痛快コメディーです。日本のアニメ「一休さん」のような楽しくもあるが人生の示唆に富んだお話で為にもなります。
とても明るい映画なのですが、実はインドの社会問題にメスを入れる真面目な話でもあります。
インドの自殺率はこの映画が上映された当時日本よりも高くそれが社会問題になっていました。
急速な経済成長をするインドにおいて勝ち組と負け組がはっきりと区別されます。競争社会で勝ち残った優秀な男子はエンジニアになり女子は医者になる。親も子供には大きな期待をかけます。そうした社会構造の中で個人の自由意志には大きな制限がかけられてしまいます。
本作では「陽気な天才大学生とおバカな親友たち」VS「頭の固いいじわるな大学学長」という図式でストーリーが展開していきます。インド社会に対する批判が込められている内容ですが日本人が見ても共感できる部分が多く、本来あるべき人間らしい生き方とはなんなのかと考えさせる映画です。
あとインドの女優さんってすっごく綺麗なんですね。知らなかった。
とっても見やすい映画なので、インド映画を見たことがないという人は特におすすめの映画です。
オススメ度・・・・・83%
アマゾンプライムで「きっとうまく」を視聴することができます最強のふたり
「男はつらいよ 寅さん」を思わせるフランス映画
2011年公開フランス映画 監督エリック・トレダノ オリヴィエ・ナカシュ 主演フランソワ・クリュゼ、オマール・シー
首から上以外は動かせない障害者で大富豪の「理性的」に生きる白人男と、強盗などの前科があり貧乏で「本能的」に生き黒人男。
この一件混ざり合わないような人格が意気投合して二人とも幸せになっちゃう話です。
偶然に出会ってしまった二人。何から何まで正反対の二人。
黒人(ドリス)はとにかく自由奔放で障害者である主人公(フィリップ)をいじり倒します。普通に常識がある人であれば決して口にしない言葉を簡単に吐いて捨てます。それを聞くものは条件反射的に耳を覆いたくなります。だってそんなことを障害者に言ってしまったら、相手を傷つけてしまうと思ってしまうから。例を挙げると「俺だったら自殺するね。」とか「障害者だからだめーーー!」とかそのような言葉です。
障害者の主人公(フィリップ)は、それまでの人生で接したことがないであろう乱暴なドリスの中に魅力を見出します。そうして出会った二人の友情を描く。
問題を抱えた二人がお互い補い合いながら幸せになっていく話はとても心温まるものがあります。驚くべきことにこの映画は実話をもとにしています。
フランス映画のわりには大味でわかりやすく大人から子供まで楽しめる作品。
フランス映画特有の繊細なタッチが好きだという人には物足りなさを感じるかもしれません。
オススメ度・・・・70%
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