白山比咩神社、全国で3000以上ある白山神社の総本宮。通称=しらやまさん 

パワースポット

石川県のなかで最も力が強いパワースポットはどこかとアンケートを取ったとしたら、おそらく1位もしくは2位、少なくとも3位には間違いなく入るであろう場所が「白山比咩神社」(しらやまひめじんじゃ)です。
その歴史は古く創建は紀元前91年であると伝えられています。古くから白山は人々に新鮮な空気や、水そして雲を作り雨を降らせるなど大きなな恩恵を与えてきました。それにより白山は人々にとって神様であり自然と信仰の対象になっていきました。白山を御神体とする白山神社は全国に3000社以上あり、その総本山が「白山比咩神社」(しらやまひめじんじゃ)なのです。

そんな「白山比咩神社」を今回歩いてきたのでご紹介したいと思います。

全国に3000以上ある白山神社の総本宮

全国に3000以上ある白山神社の総本山。崇神天皇7年(紀元前91年)創建と伝えられ「加賀一の宮」とあおがれている。高くそびえる白山は古くから霊山信仰の聖地として仰がれてきた。やがて山頂に至る登山道が開かれその拠点としてご鎮座2100年を超える。

表参道に流れる琵琶滝の瀬音

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表参道には老杉が並ぶ中程の琵琶滝から流れ落ちる小川の瀬音は上るにつれて神様に近づく荘厳さを感じさせる。

南参道から入ればすぐに本殿に行けます。

車いすの方でも安心して参拝することが出来ます。

御祭神 菊理媛神(ククリヒメノカミ)とは

白山比咩神社の御祭神は次の3体です。

白山比咩大神(菊理媛神 ククリヒメノカミ)

伊弉諾神(イザナギノカミ)

伊弉冉神(イザナミノカミ)

日本神話である「日本書紀」に菊理媛神は登場します。日本書紀に記載されているイザナギ、イザナミとククリヒメノの関係性が面白いのです。

日本書紀原文

 及其与妹相闘於泉平坂也、伊奘諾尊曰、始為族悲、及思哀者、是吾之怯矣。

 時泉守道者白云、有言矣。曰、吾与汝已生国矣。奈何更求生乎。吾則当留此国、不可共去。

 是時、菊理媛神亦有白事。伊奘諾尊聞而善之。乃散去矣。 (wikipediaより引用)

日本書紀原文 超意訳

イザナミ(嫁)がイザナギ(旦那)がある場所で言い争っています。

嫁 「私はもうすでにたくさんの国を生んだわ。それなのにあなたはもっと産めというの?わたしはここ(黄泉の国)にいるからもうあなたと一緒に帰りません!」
旦那 「・・・・。」

この時ククリヒメが登場し進言をした。そして旦那は大変喜んだ。

神様夫婦の喧嘩の仲裁をしたのが菊理媛神(ククリヒメノカミ)だったんですね!

イザナギとイザナミを仲直りさせたとしてククリヒメノカミは縁結びの神様と言われています。

またイナザギノカミ、イザナミノカミは日本最古の夫婦神で多くの自然や神様を産まれたことから、
夫婦円満 · 縁結び・恋愛成就 · 安産祈願 · 子授かり・子宝祈願 · 病気平癒・健康祈願 · 延命長寿 · 五穀豊穣 · 開運厄除けなどの御利益があるとされています。

天然記念物の大欅に囲まれ、神聖で静謐な空気に包まれる境内

境内を歩くと本当に気持ちが軽くなるから不思議なものです。
こういう時に「気」とか「目には見えない力」、神様の存在を信じないではいられません。
ここにはなにかいいものがある。

普段何気なく生活していて気づかない空気や水のような存在がどれだけ有難い事か。
普段私は自分に今ない物ばかりについつい目が行っていますが、そんな幻のようなものよりも今与えられていることにとてつもない価値があるということに思い至ります。
とてもありがたい気持ちになります。

白山比咩神社

所  在:石川県白山市三宮町 二105−1
電話番号:076-272-0680
宝物館拝観時間:9時00分〜16時00分(4月〜10月) 9時30分〜15時30分(11月)
宝物館定休日 :12月〜3月冬期休館
宝物館拝観料 :大人(個人)300円 (団体)200円  高校生以下無料
アクセス:(車の場合)金沢駅から約40分 白山ICから約30分
駐 車 場 :あり(約500台)無料
公式サイト:白山比咩神社

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