金沢市で有名な観光スポットを3つ挙げるとしたら、多くの人はこの近江町市場をその中にいれるのではないでしょうか。それくらい近江町市場は石川県の中でも大きな存在感を放っています。
県外から石川県に遊びに来たら北陸の新鮮な海の幸をお寿司や海鮮丼で是非堪能していただきたいと思います。
最も金沢らしくない観光スポット
そんな近江町市場ですが私は次のような印象を持っています。
”金沢にありながら最も金沢らしくない観光スポット”
その理由は金沢らしくない活気があるからです。最近はグローバルな臭いが強くなってきました。
金沢の特徴を挙げるとするならば
・控えめで大人しい
・奥ゆかしさがある
・保守的
金沢の魅力は奥ゆかしさです。大人しいところです。活気はありません。近江町市場以外に活気がある場所は金沢ではどこにもありません。だいたい静かです。(言い過ぎではありません)
街も景観を守るために高い建物は立てられません。控えめです。(わりと)
子供連れで県外から金沢に来られても特に遊び場所はありません。その場合は能登の海もしくは加賀の森といった自然に連れて行ってあげることをお勧めします。
そういうわけですから人でごった返して活気のある近江町市場はまったく金沢らしくありません。
近年は外国人観光客も増えて近江町市場内はいろんな香りがします。
ここは海外の市場じゃないかしらというような日本にはない香りがどこからともなく漂ってきます。
私はそんなお祭りのようないろんな人々でごちゃごちゃしている近江町市場が大好きです。
そこには排他性がありません。すべてを受け入れてくれます。
だから安心して人の渦の中に飛び込むことが出来ます。
そういう場所はお祭りとあと銭湯くらいです。人が垣根を越えて自然に集まる場所が日本中から姿を消して行っているような気がします。
だから私はこの近江町市場が大好きです。
静的な金沢市にあって、動的な近江町市場はとても良いアクセントとなり金沢市全体の魅力を引き立たせてくれます。それ以上に金沢市の台所として町全体に血液を送り込む心臓のような存在と言えます。
昭和の時代から何も変わらない景色がある。
この景色がこれから先もずっと変わらなかったらいいなと思う。
近江町市場にあるお店はどのお店もおいしい。はずれは知らない。
近江町市場でおすすめの海鮮丼はと聞かれるが、個人的にはどこでもおいしいと思う。外れだと思ったお店は今のところない。
先日知人が遊びに来て訪れたお店
「旬彩和食 口福」
めちゃくちゃおいしかった。
「井の弥」
こちらのお店にもよく行くがすごくおいしい。「井の弥丼」を食べた時にはあまりのおいしさに感動した。海鮮と山芋と卵のバランスが絶妙だった。
このお店はいつもいっぱいだ。
だいたい海鮮丼の価格帯はどのお店も平均すると2000円~3000円といったところだがこのお店は比較的値段も安い。感動した井の弥丼はたしか1200円くらいだった。
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