2023年8月13日(日)
一昨日から始めた再禁煙チャレンジ。
1日目の禁煙開始早々にいきなり心が折れるというハプニング
2日目はほとんど寝られず、ゴミ袋を漁ってしまうという醜態。
3日目は果たして無事乗り越えることが出来るのでしょうか!?
3日目の禁煙チャレンジ (今日も不眠状態からのスタート)
昨日もやっぱり眠れなかった
1日目の夜は2時間しか眠れなかった。
そして2日目の夜はというと、やはり2時間しか眠れなかった。
1日目とは違い多少眠気は来て寝ても30分くらいでパッチリ目を覚ますという繰り返しが朝7時半まで続いた。
今の状況で二日続けて2時間しか眠れないというのは禁煙の副作用と断定していいだろう。
体の中で魑魅魍魎たちがうねうねと暗黙の雄たけびを上げているのがわかる。
「う~~~、苦しい~~~タバコ~~~、タバコがダメならカップラーメンをくれ~~~」
この声の主はとにかく体に毒を求めます。悪い方悪い方へと自分を誘導してきます。
おそらくこの主が私から健康のための「睡眠」を奪っているのでしょう。
禁煙を通して、自分の中にある醜いものの存在。
依存心の正体を知ることができます。
その醜いモノとどう向き合い対処するかが禁煙の分かれ道となるでしょう。
さて今日も朝一からグッタリとフラフラした状態で一日がスタートしました。
禁煙3日目。
まず最初に感じたことが昨日と同じ不安感でした。
「あ、タバコがない。いつも吸っていたタバコがない!」
落ち着きません。自分の中の不足感が膨らんでいきます。
昨日はこの段階でゴミ袋を漁り、シケモクを2本拾いライターで火をつけて吸いました。
今日はというと昨日ほど飢えや渇きは強くなかったためゴミ袋を漁ることはしませんでした。
漁ってももうありませんが。
依存心の力は明らかに昨日よりも弱まっています。
完全禁煙に近づいています。
落ち着かないがなんとかなる。
でもまだまだ油断は禁物。
朝一発目の嫌な不安感や不快感は30分ほど続きました。
私の場合強めの波は早い時間に訪れるようです。それを乗り越えれば波はどんどん小さくなっていく。
それでも突発的なアクシデントによって大津波が押し寄せてくることもありますのでやはり油断は禁物です。
いつも禁煙が失敗するパターン (禁煙あるある)
欲しいのは一本だけなのに、一箱買ってしまう(←禁煙失敗)
突然何かのきっかけ(多くの場合はストレスや不安)でどうしても吸いたくなってタバコを一箱買ってしまう。(吸いたいのは1本だけなのに、20本ついて来る)
こうなると私は禁煙失敗だと判断します。
本当に1本や2本ならいいかもしれませんが、残りの18本はどうしたって我慢できません。18本も吸ってしまいます。その精神的モードで禁煙は不可能です。潔くあきらめて次の潮目を待ちましょう!
禁煙すると太るのか?(依存心はとにかく貪りたい)
太りやすい状態にあるのは確かです。(ストレスが溜まれば溜まるほど太りやすい)
これまでの禁煙による心の動きを見ると太るまでのプロセスがよくわかります。
一日目に聞こえた心の声にそのプロセスが集約されています。
「タバコがほしい~、タバコをくれ~、苦しい~~、タバコがダメならカップラーメンをくれ~~」
本当にこんな声が聞こえました。それで苦しさのあまり普段カップ麺を食べないのにも関わらずマルタイのカップラーメン(大分味と熊本味)2つを買ってすぐに貪り食いました。もうこのラーメンがべらぼうにうまい!(初めて食べたが
この他にも依存症から来る飢えや渇き、不足感、欠乏感を埋めるために普段は食べない体によくないとされるものを貪り食いたくなります。私アイスクリームを食べる習慣がありません。食べたとしても可愛いサイズのものを1年に1回くらいです。
1リットルのアイスクリームを気づいたら買っていました。このサイズのアイスクリームをこれまで私は買った記憶がありません。小さい頃母親が家族のために買って来てくれた大きなアイスクリームが懐かしいです。禁煙の落ち着かなさを紛らわすために私は一人でこれをペロリと平らげました。
依存心というのはどうやら宿主を太らせたい性質を持っているようです。
執着や依存心が強い人の体系ってぽっちゃりだったりしませんか。
禁煙のストレスが強ければ強いほど、何かでそれを紛らわそうとする。それらは大体体に良くないもの。だから禁煙にあたってストレスを溜めないことは大事だと思います。
もしかしたら記録的暑さが続く真夏の7月8月は禁煙に向いていないかもしれません。
それとやっぱり良い睡眠を出来れば取りたい。
市販されている一時的な睡眠改善薬に頼るのは全然ありだと思います。
でも以前坐禅をしながら禁煙した時は、全然太りませんでした。離脱症状もほぼなし。飢えも乾きも貪りもなし。信じてもらえないかも知れませんが、なんの苦労もなくやめられたんです。(でもやっぱり一日目は寝られなかったな。)
その時はとても過ごしやすい3月でした。
一箱580円の価値
私が吸っていたタバコは一箱580円。
銘柄はメビウスのライト、ソフトパックです。
一箱580円です。2箱で1060円、10箱で5800円。
大体1日一箱吸っていましたから1か月30日で580×30=17,400円です。
1年で17400×12=208,800円です。
この間、旅先で有料駐車場に車を止める時に思ったんです。
私はどうしてタバコの580円は惜しまないのに、この駐車場の数百円は惜しむのか。
タバコを吸わない人からすれば580円は相当高いと思います。
しかしタバコ依存になっている人は高いと思ってもタバコのために580円をそれほど惜しまないと思います。タバコの定期的な値上がりでブーブー言っていてもそれでも払う。タバコの580円と美術館に入るときの580円でその価値は大きく違う。タバコの方がより切実であり、はるかに大切なもの。と脳がインプットしています。
タバコに価値はありません。美術館ほどの価値はありません。脳の回路を狂わせるものです。
依存症は人から理性的判断力を奪います。貪り喰らう姿は地獄の餓鬼畜生そのもの。
たばこに580円の価値はない。
これまでタバコに使っていた580円を私はこれから別のものに惜しみなく使っていこうと思う。
タバコを吸う代わりに美術館に行き、映画館に行き、旅行に行こう。美味しいものを食べよう。
3日目の振り返り
禁煙をすると次のような状態になることを体感します。
飢え、渇き、欠乏感、不足感を感じる。
そして強い不安や恐怖感を生み出す。
これが依存心の本質であるとわかります。
依存心は絶えず餌を求める。それはタバコのニコチンだったりカロリーの高い食べ物だったりアルコールだったりあるいは更に悪いものだったりする。
いずれにせよ依存心が強く求めるもので良いものはない。
そしてその餌を手に入れるために、ゴミも漁ればもっと悪い事もする。
まさに私たちが小さい頃から想像上の生き物だと思ってきた悪魔やゾンビといった怪物のイメージと依存心の性質が重なるではないか。
悪魔祓いの映画でエクソシストが悪魔を払う時取りつかれた人間はいつも強い苦痛を感じている。
これは離脱症状や禁断症状と同じだ。
依存心に餌を与えなければ一日一日その力が確実に弱まっていることがわかる。
禁煙は自己の依存心と向き合うこと。
依存心と向き合い圧倒的偏見を持って断固無視すること。
ここで重要なのは拒絶ではなく、無視であるということ。もしくは放置。
執着は拒絶でなく手放すことによって消滅する。
そんなこんなを考えた一日でした。
3日目にして恐怖を伴うような大きな波は無くなりました。
しかしどうしても何かのタイミングでタバコが吸いたくなって気分が落ち着かずイライラすることも出てきました。そういう時は気を紛らわせるために甘いモノを食べるとか運動したりします。さらにイライラを解消する最も簡単で効果的な方法は
ゆっくり大きく深呼吸することです。
タバコを吸ってる気持ちで大きく吸い込んで吐くと不思議な気持ち良さが湧いてきます。
今日はシケモクを含めて一本もタバコを吸いませんでした。
でもやっぱりこの暑さと睡眠不足と禁煙でなんか頭がフラフラします。
今日こそはぐっすり寝たい。
また明日報告します。
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