<能登國一宮 気多大社>
石川県にお住まいの方ならほとんどの人がその存在を知っているのではないでしょうか。
ここは「縁結び」の神社としてあまりにも有名です。
縁結びのイメージが強すぎるのはちょっとどうなのかと思わないでもないですが、この神社も縁結び色を前面に押し出しています。
縁結びと言ってもいろいろありますね。
恋人との縁
友達との縁
家族との縁
仕事の縁
お金の縁
神様との縁
などなど
そんな素敵な縁を求めて今回は「気多大社」を歩いてきました。
気多大社はどんなところにあるの?
金沢市街から里山海道に乗り車で30分程走らせ「柳田IC」で降り更に10分程行ったところに「気多大社」があります。
海と山に囲まれ、その他古い町並みや田園風景を眺められる都会の雑音がまるでない静かな場所にあります。
どんな神様が祀られているの?
気多大社の祭神は「大己貴命」(おおなむちのみこと)です。
ちょっと聞き慣れない神様であるが、この神様には多くの別名があります。代表的なものは次の二つ。
大国主命(おおくにぬしのみこと)
大黒様(だいこくさま)
この二つならご存じの方も多いのではないだろうか。
また大己貴命の神様は日本の神話に多く登場します。
「古事記・日本書紀・播磨国風土記」などなど
そして大己貴命の神様は
縁結びの神様
国造りの神様
として有名です。
ここに気多大社が縁結びの神社として人々に愛される所以があったんですね。
清潔で手入れが行き届いた境内は神聖な空気に包まれている
私は多くの神社に足を運ぶ機会があるのですが、鳥居をくぐった時に感じる空気感は様々ですね。
お社や灯篭などの規則的な配置、綺麗な直線と曲線からは宇宙を想像させるような深遠な世界が存在します。静謐と美しさ、全体の調和が神聖な空気を創造しています。
私の中でとても単純なことなのですが、良い神社とそうでない神社を分けるポイントは原則的に手入れが行き届いているか、余計な装飾がないかです。(例外もありますが)
そういう意味でいうと気多大社はとても素晴らしい神社です。
いつ訪れても手入れが行き届いていて清潔で美しい。気分を晴れやかにしてくれます。
こういう場所を人はパワースポットと呼ぶのでしょうね。
だから金沢市街からは結構離れている場所にありながら多くの人が参拝されます。
本殿です。
簡素で素朴で美しい。
お社自体が周りの自然と同化し生きている感じがします。
ありがたい・・・・
他にもお社があります。
「幸福のだいこく像」
「大玉神社」
「菅原神社」
勉学の神様ですね。
気多大社の神宮寺として創建された「正覚院」
神宮寺とは日本で神仏習合思想に基づき、神社に附属して建てられた仏教寺院や仏堂のことです。
「不動明王」や「阿弥陀如来」が秘蔵されています。
お地蔵さんの身に着ける「赤」がかわいい・・・
ありたがい・・・
縁結び祈願が成就したという声が多数
やっぱり有名になるだけあって本当にご利益があるんですね。
だから多くの人が訪れるんでしょうね。
気多大社のホームページには面白い数字が書かれています。それは
かなった恋話(恋愛話)・かなった願い事・・・「79,831」
気多大社ホームページより引用
失恋から立ち直った体験談・・・「2,538」
が実際に奉納(?)されています。その声が実際に寄せられ多くが公開されています。
(2023年8月3日現在)
実際に奉納された数がこれなら奉納されていない人の数も含めると一体どれだけの人が願望成就してるんでしょう!すごいですね!
詳しくは気多大社ホームページをご覧ください。
気多大社には「入らずの森」と言われる禁足の場所がある
境内の裏手に「入らずの森」と言われる神域があります。
広さは2万6299㎡
そこへは一般の人は入ることができません。
それどころか神官も、年1回、社叢内の奥宮の神事を勤めるために目かくしをして通行するのみといわれる。
SNS全盛の時代においてこういう非科学的で神秘的なところワクワクしますね。
ありがたい・・・
ようするに「パワースポット」
この場所を一言で表現すると
パワースポット(それもかなりの)
という他ないと思います。
今まで行かれたことがないという方がいましたら是非一度その鳥居をくぐって気多大社の空気に触れて見てください。
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