緊張を味方に付ける方法([闘争]or[逃走]の2つのボタン)

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(授業中)「あーこれ、先生から指されるやつだ・・・」

不安と緊張が駆け巡る。そんな思い出はありませんか?現に学生さんは今も緊張と戦っているかもしれませんね。緊張は嫌だ。できるならここから逃げ出したい。緊張しない方法はないものか。そんなことを考えたことはありませんか?社会人になってからも緊張の連続です。

どんな場面で人は緊張するのでしょうか?

 ・大事な試験、試合、面接等の前。

 ・人前で意見を言うとき。

 ・大好きな人が近くにいるとき。

 ・苦手な人が近くにいるとき。

    などなど

つまり

  「頭で大きな問題に直面したと認識したとき」

  「対処を誤ると損失を被る可能性が高いとき」

この2点が緊張を引き起こすトリガーになると言えるでしょう。

実際、客観的に見ればその問題は大きくなく、失敗しても人生に大きな影響は及ぼさないものであることがほとんどです。よって客観的に自分を見つめることで問題を小さく取るに足らないものだと認識させることが、緊張をなくすための方法として最善であると言えるでしょう。

ですが、言うは易く行うは難し。

常に客観的で冷静な状態というのは、お坊さんが長い年月をかけ修行の末にたどり着ける境地であると思います。日頃から坐禅や瞑想に取り組むことは、それはそれで意味のあることだと思います。

とにかく緊張が嫌で今すぐなんとかしたいと思いませんか?

そこで今回は今すぐ自分に変化を与える、緊張との向き合い方について考えて行きたいと思います。

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緊張するとどうなるか?

集中力が落ち、頭が真っ白になる。

冷静な判断ができなくなり挙動不審になる。

顔や全身が強張り、笑顔が消える。

逆に笑ってしまう。ニヤケてしまう。

手足が震える。

声が震える。

顔が紅潮する。

呼吸が浅くなる。

汗が噴き出す。(特に額や脇から)

喉が渇く。

 

このような現象が起こった結果失敗し落ち込み、その後嫌な記憶が頭から離れない。意識のカオス状態に入り込む。それがトラウマになり、苦手意識からの不安、緊張、恐怖のループに陥る。最悪の場合、病気になってしまいますね。

このように眺めていると、緊張って何一つ良い事のない不幸の種のような印象を受けますが、反対に緊張が良い結果を生んだ経験をしたことはないでしょうか?

緊張しない状態を求めるのは正解ではないかもしれません。

「緊張していたはずなのに、なんだか高揚してきた。」

「すごく気分がいいし、いつもよりやれてる気がする。」

「楽しいぞ」

いわゆる

「緊張が味方」になった状態です。

成功する人達は、緊張を味方につけ最高のパフォーマンスを発揮させています。緊張が悪ではなく、それをすべてプラスに転換することが出来るとしたら人生が大きく変わると思いませんか?

緊張しない状態を求めるのではなく、緊張を味方に付ける方法を身に着けていきませんか?

生ごみ以下の存在だと思っていたものが、実は宝物だった。

夢のような話ですね。緊張を宝に変えるためにまず緊張の性質から見ていきましょう。

緊張の本質は「闘争」と「逃走」

脅威に直面すると逃げるか闘うかを選択します。ライオンが襲ってきたら、どちらにしても全力を尽くさねばなりません。

体の全機能を最小限に抑え、使えるエネルギーを「闘争」or「逃走」のためのエネルギーに全振りしなければなりません。

頭を真っ白にさせたり、手足を震わせたり、顔が紅潮したりというのは危機回避のために必要な働きなんですね。

「闘争」or「逃走」どちらのボタンを押していますか?

緊張がとにかく嫌で、今すぐ緊張状態から逃げ出したいと思っているのなら「逃走」のボタンを押しているのでしょう。ここで問題が発生します。

「逃走モードになったはいいが、逃げ場がなかったら・・・」

学校の先生にあてられて、緊張してトイレに逃げ込むわけにはいけません。逃げ場がなくてパニック、呼吸困難、適当なことを言ってごまかす、失敗して落ち込む。子供(大人でもいますが)がよくつく嘘は逃走の一つの現れといえるかもしれません。

先生にあてられてわからなかったら「わかりません!」って言えばいいだけの話なんです。「逃走モード」に入ると自信を失ってしまうんですよね。この逃走を選択し続ける人生には成長や成功はあまり期待できないかもしれません。

緊張を味方にし、成長や成功を手に入れるためには「逃走モード」から「闘争モード」への転換が必要だと言えるでしょう。

「闘争モード」への切り替えはどうすればよいのか?

 まず前提として緊張している状態に気づくことがあります。

 無意識的に緊張している状態を自覚した上で、意識の力での切り替えが必要になります。

 

 その方法として以下のことを試してみることをお勧めします。

①「ワクワク」

②「呼吸法」

③「ルーティン動作」

④「奇跡を呼ぶ言葉」

①緊張したら「ワクワクしてる」と言ってみる。

緊張と興奮は同じような構造をしています。緊張したら「ワクワクする。」と言ってみることで脳に興奮していると思い込ませるわけですね。

②意識的に深い呼吸をしてみる。

緊張している時は呼吸が浅くなります。呼吸は普段無意識的に行っていますが、意識して深く行うことによりモード切替を行います。その際のコツは次の通りです。

  1.まず呼吸を吐き切ること。

  2.吐ききったらあとは自然にまかせて空気を体に取り入れる。

  この時に少しでも気持ち良さを感じることが出来れば成功です。

③ルーティン動作を決めておき行う。

スポーツ選手で大事な局面の前に独特な動作が特徴的な方がいますね。ラクビーの五郎丸選手や野球のイチロー選手など。彼らはまさに緊張を味方につけるためにルーティン動作を取り入れています。ルーティン動作として具体的には次のようなものがあげられます。

  1.少し遠くの一点を見つめる。

  2.エアコンの音や外に車が走る音などに耳を済ませる

  3.お気に入りの音楽を聴く

④「奇跡を呼ぶ言葉を脳内でつぶやく」

これが自分自身一番スイッチの切り替えに効果的なのですが、理由は全くわかりません。ですが、奇跡を呼ぶ言葉を脳内でつぶやくと切り替わるんです。

その言葉は

「信じる力」

です。

是非緊張したときやネガティブに入ったときに目を瞑ってこの言葉を脳内でつぶやいて見てください。少し強めに

ここまでからわかるように「逃走モード」から「闘争モード」への切り替えは言い方を変えると無意識から意識への切り替えと言えるでしょう。

「逃走」と「闘争」どちらを選択し続けるかで大きく人生が変わることが容易に想像できます。

無意識的な緊張を意識の力によって解放すれば高い集中が手に入る。

         

  パフォーマンス向上と成功を呼び寄せる。

         

       自信がつく。

ここまで緊張を味方につける方法を説明してきましたが、もっとも大切なことは次のことだと思います。

なんのために闘うのか

この問いを明確にしておくことが生きていく上で大切なのだと思います。

高い明確な目標を持ちましょう

  ・100万円の月収を得る。

  ・大好きな人と付き合う。

  ・営業成績を倍に増やす。

  ・〇〇大学に合格する。

 

 考えるだけでワクワクする目標を具体的に設定しましょう。

 そしてその目標が実現したときのワクワクをイメージし噛みしめましょう。

 必ず出来ると信じましょう。

 強く強く信じましょう。

 もう既に手に入っていると信じましょう。

 既に手に入っている自分を想像してワクワクニヤニヤしてみましょう。

 確信に変わるまで、固く信じましょう。

 緊張が味方になってくれます。

 そのために今目の前にあることに没頭しましょう。

 緊張する出来事を乗り越えて、それを小さな成功体験としましょう。

 小さな成功体験をたくさん積み重ねて、大きな目標を達成しましょう。

まとめ

 ・緊張は悪者ではなく、味方につければ高いパフォーマンスにつながる。

 ・緊張すると「闘争」と「逃走」のボタンを与えられる。

 ・「逃走モード」から「闘争モード」への切り替えは無意識から意識への切り替えでもある。

 ・闘うための、大きなワクワクするような明確な目標を持つことが大切である。

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最後に

「逃げ続けて、疲弊し自信も気力もなくし、そんな惨め人生をおまえは望むのか?

     敵は他人じゃない!

     いつだって自分だ!

     闘って勝利を掴み取ろうぜ!

     おまえなら絶対出来る!

     信じろ    」

疲れたらのんびり休みましょうね

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