禁煙1か月経つのでいろいろ書いてみる。その後の体重血圧等の変化もあげていきます

健康・美容
青空に向かって手を広げる女性

先月の8月11日に禁煙をスタートして1か月を迎える。
禁煙外来を受診するわけでもなく、禁煙グッズを使うでもなく気合だけで禁煙しようと思い立った。
私の喫煙歴は全部まとめると20年くらいになる。
途中2回禁煙に成功している。といってもしばらくしてまた吸ってしまったのだから2回失敗したことになるのか・・・いや、失敗した回数は何度もあるか。
途中いろいろ浮気をしながらもマイルドセブンライトからメビウスライト8mgをずっと吸ってきた。
本数は平均して一日一箱。肺は真っ黒だろう。

1か月以上の禁煙に成功したのは今回で3度目だ。すべて禁煙グッズなどを使わずに自分の意志のみでやめた。1度禁煙外来を受診して禁煙しようと思ったのだが、そこでは挫折している。投薬治療でチャンピックスという薬を毎日飲む療法だ。チャンピックスを飲むとタバコが以上にまずく感じられる。それでも私は吸っていたし、なによりもご飯までまずくなるもんだからそれに耐えられずに挫折した。

今回3度目の禁煙になるわけだが、この1か月間はやっぱりしんどかった。今回がなぜか最も苦しかったような気がする。今日になってやっと涼しくなってきたがこの1か月間ずっと35℃を超える猛暑日でストレスが溜まりやすい状況にあったことが原因じゃないかと思われる。

今回の禁煙を時系列で振り返ってみよう。


<改めて自分の喫煙スペック>

喫 煙 歴 :約20年
喫煙銘柄:メビウスライト(8mg)
喫煙本数:約20本/一日
禁煙方法:気合のみ(禁煙外来を受診して挫折経験あり)

最もつらい最初の3日間

この最初の3日間が最もつらい。
今回私の場合は最初の1時間でもう挫折しかかった。
とにかく依存心という特大の荒波が吸いたいという気持ちを伴い体全身を飲み込んでくる。この大きな衝撃を意志のみで耐えるのはなかなか至難の技だ。溺れるような恐怖感が本当に襲ってくるのだ。

私は走った。コンビニに。
たかだか開始1時間足らずで。もう無理だとサジを投げつけた。

コンビニまで歩いて5分。歩いている間に少し冷静になれた。コンビニに入ってなんとかここで踏み止まってみないかという心の声が聞こえた。その代わりにカロリーの高いカップラーメンを買った。
依存心がタバコの代替物を求めてたのだ。体に悪い口から入れるものを。たぶん体に悪いものならなんだってよかったのだと思う。とにかく心と体を汚したいと依存心は思っているようだ。

最初の内は時折訪れる恐怖感や不安感、焦燥感といった悪魔の他に私を苦しめたのは不眠だった。
まったく眠気がやってこない。意識がさえわたっている。だけど体はぐったり。夏の暑さと不眠による倦怠感がストレスを生み、タバコをより求めるようになる。ストレスが溜まるとタバコが吸いたくなる。

私はゴミ袋を漁った。
そしてシケモクを吸った。

2日目のことだ。どうしても耐えられなかった。このままタバコを吸わないでいることが怖くてたまらなかった。ちゃんと生きて行けるのだろうか。タバコのない人生なんて真っ暗で何も面白くない。だいたい時間をどうやって埋めたらいいんだ。無理だ。
依存心は人間に幻を見せるようだ。タバコがなくても問題ないことはちゃんとわかっているはずなのにそのことが信じられなくなる。まさに悪魔。

最初の3日間を私はシケモク3本を吸うことでなんとか乗り切ることが出来た。
もう一度言うが禁煙は最初の3日間が一番きつい。
逆にいうとこの3日間を乗り越えることが出来ればほぼ禁煙成功だといえる。
後は「ここまで頑張って来たのだからここで吸うのはもったいない」という思いが強く味方してくれる。

4日~11日目 地味なボディブローが効いてくる

4日目からは特大の大津波はもうやってこない。だからといってまったく油断はできない。
ここからはいつになったら楽になるんだという砂漠でオアシスを求める旅人のような心境になる。

一日のうちに何度も吸いたいという気持ちが襲ってくる。これはお腹が空いたからご飯が食べたいという気持ちとはまるで違う。必ずイライラや不安がセットでやってくるのだ。
それが毎日続く。1週間が過ぎるころ、もうこんな状態がずっと続くのなら1本吸ってスッキリしたいとちゃぶ台をひっくり返したいような思いになる。地味な依存心の攻撃がしつこくねっとりと襲ってくる。

ここまでで禁煙していいことは何一つない。ただ辛いだけ。強いてあげるなら依存心の輪郭がはっきりしてくること。依存心とはろくでもないやつだなという認識が強まる。タバコだけではない。依存心ごとごっそりなくしたいという思いが強くなってくる。依存心がなくなれば自分は超人になれるんじゃないかという想像に期待を膨らませる。

12日目~31日目(いまここ) 一回もタバコが吸いたいと思わない日がとうとう訪れる。

「一日一度もタバコが吸いたいと思わなかった」日が初めて訪れたのは12日目だった。
とうとう来たかと言う感じだった。ここまで本当に長かった。その次の日は再び吸いたいと何度か思うこともあるのだがここが禁煙の一つの大きな節目だと思う。
禁煙による良い事もちらほら見えてくる。これまでに実際に感じた禁煙して感じた良い変化を挙げて見る。

禁煙1か月間で感じた良い変化

1.変な咳や痰がでなくなっている。
2.タバコの臭いと卒業できる。(タバコ臭くて眉間にしわを寄せられることがなくなります。)
3.起床直後の口内のネバネバ苦くて臭い不快感がなくなる。
4.嗅覚が復活する。(屋外や他人から漂ってくるタバコの臭いに敏感になっていきます。)
5.タバコ代が浮く(1か月で約1万8千円!
6.タバコがなくなったからと買いに行かなくてもいい。
7.ご飯が美味しく感じられる。(自分の場合味覚が復活したというよりは依存心がタバコから別の食べ物に移転したという感じです。)
8.禁煙している時に離脱症状により感じた不安感や恐怖感が訪れた場合に安心してスルーしていられる。少しメンタルが強くなる。
9.ネットの無益でつまらない情報のシャワーを浴びるのはニコチンと一緒だなと悟りそういう無駄をなくしていける。(面白いと思わないのにSNSやユーチューブに浸ってる状態など)

禁煙1か月で浮いた1万8千円で何が買える?(580円のタバコ1箱/一日×31日)

浮いたタバコ代でどんなものが買えるのか探してみる。自分が気になるモノを。

こういうソファで夜ブランデーを片手にジャズやクラシックを聴く生活が出来る。

ニューバランスが楽に買える。私はニューバランスばっかり履いている。(草履以外では)

国産の松茸150gがいける。てか国産松茸ってめっちゃ高いな。

中国産の松茸ならば1000g以上が楽にいける。(すだち付きで)
国産松茸は中国産の6倍以上の値がするのかぁ・・・・。国産松茸最後に食べたのいつだろ・・・

A5ランク松坂牛1000gがいける。

今巷で話題のこのスリープマジックのマットレスが欲しい。タバコ辞めて睡眠の質良くしたらもっとハッピーになれる。

一か月タバコを辞めたら買える買いたいものがいろいろ出てきます。そのほか国内旅行にも行けるし、ちょっと贅沢なディナーにもいけます。一年辞めたら余裕で海外旅行に行けますね。

禁煙をしたら体重は増えるのか?

私の場合は1か月で3㎏ほど太りました。
ただこの数字は禁煙によるものかは正直わかりません。
というのは禁煙を始めてイライラを解消するために私はそれまでやってこなかった筋トレをするようになったため筋肉量が増えたことによる体重増加だとも考えられます。
でも確かに増えました。
一般的に増えると言われていますね。その理由もよくわかります。依存心がタバコの代わりになるカロリーの高い物や体に悪い物などを求めてきます。そうして無性にそういったものが欲しくなります。食べる量も増えます。

でも体重が増えたところで禁煙に成功する人はダイエットも容易にできるんじゃないかと思います。
私は禁煙前が72㌔くらいで今は75㌔まで増えました。

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1か月半経過後の体重はこちら

更に増えています。とどまるところを知りません。これスポーツジムで計っています。定期的にジムで運動をしていて、1か月半くらいで4キロ増えました。

高血圧の私が禁煙したらどうなったか?

高血圧とタバコの関係は個人的にすごく興味があるところだったんですよね。
というのは私は10年ほど前から気づけば高血圧で健康診断では必ずそこで引っ掛かってしまいます。
そして運動して減塩をしてタバコは止めましょうといわれていたんです。毎回毎回同じことを言われました。耳にタコが出来るほど聞いたフレーズです。
2年前くらいからジム通いを始めました。無理のない範囲でジムに行ってはウォーキングやランニング軽い筋トレなどを続けています。
減塩もしました。
それで血圧はどうなったかというと、まるで変わりません。ずっと高いまま。
運動しても減塩しても血圧は変わらない。そしたら残すところはタバコしかないじゃない。ということで禁煙しながら血圧を測り経過を観察しました。はたしてお医者様が言う通り禁煙で血圧は下がるのでしょうか。

1回目
2回目
3回目
4回目
5回目
6回目
7回目
8回目
9回目
10回目
11回目
12回目
13回目
14回目
15回目
16回目
17回目
18回目

禁煙生活1か月。全然血圧下がってなーーーーーい!
血圧測定は定期的に通っているジムで測ったものです。ほぼ同じ時間で計測1回目の数値をアップしています。下がるどころか少し上がっているような気がしなくもない。

医者にさんざん言われた禁煙。脅しや脅迫に近い感じでタバコをやめなさいと忠告をうけたのに血圧さがっていない。これは一体どういことだ。運動すれば下がると思ってたのに下がらない。減塩すれば下がると思っていたのに下がらない。最後の望みである禁煙したら下がると思ってたのに下がらない。これは一体どういうことだ。今度の健康診断で医者はきっとこういうだろう。

「そういう人もまれにいます。薬を飲みましょう」


ま、とりあえずもう少し様子を見よう。私の知り合いで禁煙後3か月くらいしてから血圧が正常値になったという人もいたから。

1か月半経過後の血圧がこちらです。

血圧は相変わらず高いままです。


さいごに

なにはともあれとりあえず

祝!!!    禁煙成功!!!   (一か月)

ここまできつかった。
途中で何度も諦めそうになった。
いつになったら楽になれるのかとまちわびた。
なんとかここまで登ってきた。
眺めはそんなに悪くない。
しかしまだまだ油断は禁物だ。
軽はずみの1本が奈落の底に通じる片道切符だということを知っている。
魔の一本。特に酒の席では注意を要するその一本。
もう一本も吸わない。
一度中毒になった人間にとって完全なる禁煙はいつになっても訪れることはないのかもしれない。
終わりなき旅がつづく。

最後の最後にこれがあったら禁煙は楽だよってものを挙げておきます。

最強の禁煙グッズ「離煙パイプ」
気合のみでの禁煙成功率が1割未満といわれていますが、この「離縁パイプ」を使っての禁煙成功率は驚きの約9割です。

禁煙中の離脱症状である不眠状態。私は最初の5日ほどこの不眠に苦しめられました。寝てない状態はストレスがとにかく溜まります。そしてこのストレスは禁煙にとっては大きな障害になります。
そんなときに禁煙中の期間だけこのような睡眠改善薬を頼ることをお勧めします。禁煙中の最もつらい初期の強い味方になってくれることでしょう。

禁煙中何度も何度も苦しみます。あーーー吸いたい。吸いたい。あーーー吸いたい。吸うのがダメならせめて体に悪いものが欲しいとハラワタの底から何者かが訴えてきます。私はそれこそが依存心の正体だと思っています。普段は口にしない。スナック菓子やカップラーメン、ハンバーガー、アイスなどを仕方なくあたえました。それで依存心はとりあえずは納得しますがやはり餌を与えてしまうときりがありません。そこでこの「禁煙戦隊ヤメルンジャー」です。
やはりどうしたって禁煙というのは自分との闘いになります。
そこでこの「禁煙戦隊ヤメルンジャー」はきっとあなたの強い味方になってくれることでしょう。

最後は定番中の定番、アレン・カーさんの「禁煙セラピー」だ。
これを読めば禁煙に対する認識が変わる。
私も禁煙をしておりましたが、タバコを辞めるという意識は実はあまりなく自分自身と向き合うことが禁煙期間中の大きなテーマとなりました。
タバコをやめていろいろ良い事は多くありますが、もっともよかったことはこの自分自身と向き合う機会が得られたことのような気がします。
考え方や受け止めかた一つで物事は大きく変わる。
この本もこれから禁煙をする上であなたの大きな味方になってくれることでしょう。

これでひとまず私の禁煙日記は終わりにしたいと思います。
この後にまた禁煙して生じた良い変化などがあればその都度お伝えしたいと思います。
あと禁煙と血圧の関係には個人的に大いに興味がありますのでこれについては今後も記録していきたいと思います。(この禁煙と血圧について詳しく書いた体験記などがネットを探してもなかなかなかったので)

1人でも多くの方が禁煙に成功しますように!

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