なんとなくやる気が起きない時、あなたはどうしていますか?
コーヒーやエナジードリンク等からカフェインを摂取して脳を興奮させる。
とりあえず寝る。気分転換する。好きなものを食べる。とにかく頑張る。
いろいろありますが、映画を見て情熱を注入してみるのはいかがでしょうか。
心の周波数が上がって、意欲が湧いて、自然と行動につながります。
映画を見ても副作用はありません。太ることもありません。
ただし問題は時間を要するということです。
2時間を使って見たものの全くの期待外れで逆にストレスが溜まってしまうという事態は避けたいものです。逆に良い映画を見ることが出来たその2時間はとても貴重な2時間となるでしょう。
そこで必ずやあなたの魂のボルテージを上げてくれるだろう情熱の映画をご紹介していきたいと思います。
インビクタス~負けざる者たち~
2009年公開 監督クリントイーストウッド 主演モーガンフリーマン、マッドデイモン
「君は限界を超える力を引き出すためには何が必要だと思う?」
この映画は元南アフリカ共和国大統領のネルソンマンデラとラグビー南アフリカ代表キャプテンのフランソワ・ピナールこの実在する2名の人物に焦点をあてた感動のストーリーです。
反アパルトヘイト運動の主導者であったネルソンマンデラは国家反逆罪の罪に問われて27年間投獄されます。釈放されたのちに1994年に南アフリカ初の全人種による普通選挙を経て南アフリカの大統領に就任します。
白人と非白人を分離隔離するアパルトヘイトですが、私たち日本人には想像を超える負の感情が当時の南アフリカ共和国の人々の中に渦巻いていたことでしょう。そんな中で人々の期待を背負うネルソンマンデラ大統領の重圧はそれこそはかり知れません。当然に命を狙われることもあります。
映画の作中でネルソンマンデラが27年間投獄されていた刑務所の部屋が映し出されます。小さな鉄格子の窓以外は何もない灰色の壁で囲まれた部屋。27年間もその小さく無機質な部屋で信念の炎を絶やさなかったネルソンマンデラ。これはフィクションではなく実話です。祖国のためにどんなに虐げられても自分を見失わなかった彼には脱帽です。
彼の発言の一つ一つがとても重くて心が震えます。彼の周りにいる白人たちも次第に彼に感化されていきます。ラグビー南アフリカ代表のもう一人の主人公フランソワピナールもその一人。
ネルソンマンデラのとてつもない信念と情熱が南アフリカの人々の心に火をつけて更にいろんな人々を巻き込んで巨大なエネルギーを生み出します。そのエネルギーがラグビー南アフリカのチームを勝利へと導くのです。その勝利を白人と黒人が手を取り合って喜び合う姿はとても美しく感動的です。
豪華な俳優陣と監督クリントイーストウッドの手によって保証された映画の完成度は言うことなし。
心に火をつけたい時に見たい名作です。
赤ひげ
1965年公開 監督:黒澤明 主演:三船敏郎、加山雄三、山崎努、香川京子、二木てるみ
日本映画界の至宝黒澤明が山本周五郎原作「赤ひげ診療譚」をもとに作成した珠玉の名作です。
この映画では、プライドだけは人一倍強い若きエリート医師(加山雄三)が小石川養生所の無骨医師(三船敏郎)と出会い、人間的に成長していく物語です。
小石川養生所とは江戸時代にあった享保の大飢饉を受けて、江戸幕府が開設した無料の医療施設です。幕末までの約140年間貧民救済施設として機能していました。
長崎帰りの若きエリート医師がとにかくクソ生意気。そんなへそ曲がりのエリートが貧困や無知が覆う当時の江戸の現実社会を前にしてプライドをへし折られてしまいます。そんなどうしようもない若者が他にも多くの問題を抱える貧しい人々と共に失敗を乗り越えながら成長していく姿が見ていて嬉しくなります。
そして主人公の青年や問題を抱える貧しき人々の光となって導くのが三船敏郎が演じる赤ひげ先生。
とにかく格好良いです。自分もこういう人間でいたいと思わせてくれます。
とても長い映画ですが、私はこの映画を見終わった後しばらくの間、心がジンジンしびれていました。
そしてこの映画を見ると心が奮い立ちます。
自分の中では100本に1本あるかないかの衝撃で、人生に影響を与えたと言っても過言ではない映画です。
チアダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜
2017年公開 監督河合勇人 主演広瀬すず、天海祐希、中条あやみ
この映画は福井県立福井商業高等学校チアダンス部が創部から3年でチアダンスのメッカであるアメリカに乗り込んで全米チアダンス選手権で初出場ながら優勝しちゃった実話をもとにした話です。
もう一度言います。
創部からたったの3年で
チアダンス発祥の地アメリカで
数ある強豪チームを抑えて初出場ながら優勝しちゃった
実話
当たり前のことですが、この快挙は普通にやって出来ることではありません。そしてたまたま大会の時運がよくてラッキー!なんてものでもありません。
3年にも満たないわずかな時間に彼女たちの中で化学反応が起きたのです。
彼女たちを全米チアダンス選手権優勝まで導いたナニカ
彼女たちの潜在能力を最大限に引き出したナニカ
この映画を見てその偉大なナニカに触れることができます。
チアダンスの原点は他人を元気にすることにある。
この映画を見た人は心が震え、感動し、元気をもらえることでしょう。
そして前に進むためのヒントをこの映画は与えてくれることと思います。
コメント